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■診療時間 月~土 AM8:30~11:00■住 所/湯沢市秋の宮字     根木103-1■電 話/ 0183-56-2341■診療科/内科・整形外科■休 診/日曜・祝日湯雄医師会病院内  科整形外科たりの脳卒中死亡率が全国1....

■診療時間 月~土 AM8:30~11:00■住 所/湯沢市秋の宮字     根木103-1■電 話/ 0183-56-2341■診療科/内科・整形外科■休 診/日曜・祝日湯雄医師会病院内  科整形外科たりの脳卒中死亡率が全国1位の状況が変わらない。「それでも、脳卒中の数自体は減ってきていたんですよ。地域がら塩分摂取量が特に多く、以前はこれが脳卒中の大きな原因だったのです。あるとき県をあげて『塩分10㌘運動』というのをやったところ県民の意識が高まって、発症率が下がったのです」。やはり塩分摂り過ぎは最大の問題なのだ。「食品に含まれる塩分量に対する意識が高まったことで、今では減塩対応の食品が当たり前になったことは評価できることです」。脳卒中は生活習慣病であり、生活のしかたが影響を及ぼすと言われている。特に食の面が大きいことも知ってはいる。「ところが、一度減少傾向にあった脳卒中も、また増加のきざしがあるんです」。とても興味深い情報だ。それは何故…?「メタボリックシンドロームです。血6 残念ながら秋田県は、人口10万人あメタボリックシンドロームで脳卒中は再び増える傾向に 「当院の患者さんの多くは、脳卒中を患って後遺症を抱えた方々。さまざまな事情によって在宅でのリハビリテーションが困難なため、入院して治療とリハビリテーションを行うお年寄りがほとんどです」。特効薬がなく、慢性的な後遺症を持ってしまった患者さんは気の毒だが、温浴療法が効果的とされるリハビリテーションだから、秋の宮温泉郷にあって温泉を引いているというここで療養できる点については、恵まれていると言えるかもしれない。「『一日も早く、よくなりたい』と願うのが患者さんたちですから、私だけではなく、スタッフも全力で治療にあたる毎日ですよ」という小野崎院長。少ないスタッフで多くの患者さんを相手にする…。現代日本の医療現場で最大地域医療に貢献したいその思いが私たちを奮い立たせるの問題であるが、「確かにその問題は当院に限らずどこの医療機関にも共通する問題です。でも、スタッフ数が少ないとか国の医療行政が不十分だとか言ったところで、治療が必要な患者さんは待ってくれないのですから、医師もスタッフも、ボランティアに近いギリギリの線で患者さんを診るしかないのです」。何がそこまで医師たちをかき立てるのか?「医師として、地域の役に立ちたいという使命感だけです」と、いとも簡単に笑顔で答える小野崎院長。国に、行政に望むことは山ほどあるのだろうが、「とにかく私たちの相手は患者さんだから、しっかりと対応することがすべてです」。   然豊かで温泉にも恵まれた環境   は、リハビリテーション施設として絶好の立地。脳卒中の後遺症を持つ患者さんのリハビリテーション・治療を目的とする湯雄医師会病院。湯沢市雄勝郡医師会会員の総意で設立されたのは昭和51年7月。以来33年、地域医療の維持発展には欠かせない重要な存在となった。常勤医師のほか地元の医師たちが交代で診療にあたり、夜間も当直体制で緊急に備えているという。最少のスタッフ数で約80人の入院患者さんと外来に対応するのは過酷な医療現場を象徴するかのようだ。現在、院長を務める小野崎幾之助医師にお話を伺った。自地域のお役に立つこと、それが私たち医師の使命。小野崎 幾之助おのざきいくのすけ湯沢市【内科/整形外科】●湯雄医師会病院 院長 (湯沢市雄勝郡医師会 会長)●鷹ノ湯温泉R13至横手至山形道の駅 おがち●雄勝I.C.R108